
2026年10月30日(金)14:00〜16:00|オンライン(Zoom)|アーカイブ配信あり
お申し込み締切 10月25日(日)

なぜ、アメリカ人の政治学者が「武士の娘」の物語を英訳するのか
明治に生まれ、武士の娘としての矜持を胸に生きた祖母。その姿を描いた『女子の武士道』が、いま英語に訳されようとしています。
訳を手がけてくださっているのは、ロバート・エルドリッヂ博士。沖縄と尖閣の問題を長年にわたって研究し、サントリー学芸賞をはじめ数々の賞を受けてきた政治学者です。
日本を外から見つめ、内側で暮らしてきた博士の目に、いまの日本と日本人はどう映っているのでしょう。そして、なぜこの一冊を世界へ届けようと考えてくださったのか。本セミナーは、その問いから始まります。
私たちは、自分の国のことを知らないのかもしれない
これほど情報があふれる時代にあっても、私たちが目にする情報は偏っています。既存のメディアにも、YouTubeやSNSにも、伝えられていない日本の現状があります。
現場に足を運び、丹念に調べ、何年も追い続けた情報は、実はごくわずかです。その結果、本来知っておくべき自分の国のことを、私たちは知らないまま過ごしています。
「危機」という言葉は、不安を煽るための常套句になってしまいました。ですから、できれば使いたくはありません。けれども、目の前で起きていることから目をそらしたままでは、未来を描くことはできません。
半年先の未来も、十年先の未来も、「今ここ」から始まります。
いま、何が起きているのか。それを知ったとき、はじめて「一人ひとりにできること」が見えてきます。その瞬間、未来は少しだけ明るくなるのです。
希望ある未来は、勇気をもって現状を見つめるところから始まります。
【対象】こんな方におすすめです
- ニュースを見ても、本当のところがよくわからないと感じている方
- 日本人らしさや日本の美徳が薄れていくことに、胸を痛めている方
- 子や孫の世代に、何を手渡していけるのかを考えたい方
- 尖閣問題を、報道の断片ではなく本質から理解したい方
- 『女子の武士道』の英訳出版を応援したい方
【内容】当日お話しすること
前半 エルドリッヂ博士が見た「日本」と「日本人」
- 『女子の武士道』を海外へ。その理由とは
- 博士が感じてきた、日本人の素晴らしさ
- 日本人は「日本人らしさ」を失いつつあるのか
- 外国人観光客のふるまいが問題になる本当の理由――手本を示していないのは誰か
- 国は残っても、「日本人」はいなくなる?
- 「いただきます」を言わせない学校教育――石川真理子の証言
- しつけが「押しつけ」と呼ばれる時代
- 敗戦後、百年がかりで進む「亡国」の危機とは
後半 「なかったこと」にされた? 尖閣諸島の問題
『尖閣問題の起源』で大平正芳記念賞を受けた博士が、報道からほとんど姿を消した尖閣の「いま」を語ります。
- なぜ政府は「尖閣」を語らなくなったのか
- 解決どころか、さらに深刻さを増す現状
- アメリカと中国のはざまに立つ日本
- いま理解しておきたい、尖閣問題の本質
※内容は当日の進行により変わることがあります。
質疑応答
ご質問いただける時間を設けます。
【応援のお願い】
この挑戦は、二人の手弁当から始まりました
『女子の武士道』の英訳出版は、出版社の後ろ盾があって進めているものではありません。エルドリッヂ博士と私、二人がそれぞれ自ら費用を負担して挑んでいる取り組みです。
本セミナーの参加費の一部は、次のことに充てさせていただきます。
- エルドリッヂ博士への翻訳費用
- 海外の出版社へ向けたPR活動の費用
- 電子書籍(Kindle)として刊行する場合の制作費用
ご参加いただくことが、そのまま一冊の本を世界へ送り出す力になります。
【特典】応援への御礼として
英訳版のために書き下ろした『新編 女子の武士道』日本語版を、PDFでお贈りします。
本企画は『新編:女子の武士道』英訳出版の応援企画です。ご参加くださった皆さまへの御礼として、英訳のために新たに書きおこした日本語版の原稿を、一足先にお届けいたします。刊行されている『女子の武士道』とは異なるものです。日本での刊行はまだ決まっておらず、ほかではまだ読むことのできない原稿です。
【開催概要】
日時:2026年10月30日(金)14:00〜16:00
会場:オンライン(Zoom)
内容:対談(前半・後半)+質疑応答
申込締切:2026年10月25日(日)
アーカイブ配信:あり(2026年11月30日(月)までご視聴いただけます)
参加費:13,000円(税込)
特典:『新編 女子の武士道』英訳版のための日本語版(PDF)
【講師プロフィール】
ロバート・エルドリッヂ博士(エルドリッヂ研究所・代表)
政治学者/台湾外交部フェロー・淡江大学客員研究員/元米海兵隊太平洋基地政務外交部次長
1968年米国生まれ。米リンチバーグ大学卒業後、JETプログラムで来日。神戸大学大学院で日本政治外交史を研究。99年、政治学博士号取得。2001年より大阪大学准教授(公共政策)を経て、09年から、在日米海兵隊政務外交部次長として、基地政策、地域関係を担当する(15年まで)。その間、在学中で経験した阪神淡路大震災の体験をいかし、東日本大震災で米軍救援活動の立案、実行に携わる。グローバルリスクミティゲーション財団・理事(北アジア担当)、日本戦略研究フォーラム上席研究員、日本国際問題研究所・シニアフェロー、利他学園・評議員など、複数のNGO、NPO、研究機関、財団を手伝っている。2025年、MBAやメンタルヘルスコーチ資格取得。『沖縄問題の起源』、『尖閣問題の起源』、『オキナワ論』、『トモダチ作戦』、『次の大震災に備えるために』、『人口減少と自衛隊』、『教育不況からの脱出』多数。

石川真理子

作家・エッセイスト。仙台藩・米沢藩の武家の流れをくむ家に生まれる。武士道、日本の美意識、茶の湯、民藝をテーマに執筆・講演を行う。オンラインサロン「マリコアカデミィ」主宰。著書に『女子の武士道』『仕事で活かす武士道』、長編小説『五月の蛍』など。
【結び】
この国の行く末を、ただ案じるだけで終わらせないために。 10月30日、画面越しにお目にかかれますことを、心より楽しみにしております。


