「和敬美学の会」第6期・第6回目を開催いたしました。 今回のテーマは『土と炎と陶工の果実「陶器と陶磁器」』です。第5回の民藝の内容を引き継いで、今回は陶器と陶磁器をクローズアップしました。特に瀬戸焼について詳しく採りあげお伝えいたしました。講座を終え、受講者の皆様から心温まるご感想が届いております。

濃い茶色の木製テーブルの上に、2x2のグリッド状に並べられた4枚の異なる陶器製の平皿。左上の皿は淡い黄色の黄瀬戸で、中央に緩やかな波状の模様がある。右上の皿はクリーム色に茶色の馬の目(渦巻き)模様が描かれている。左下の皿は別の淡い黄色の黄瀬戸で、左側に波状の模様がある。右下の皿はクリーム色に藍色の馬の目模様。手作りの質感と模様の違いがわかる、真上からのショット。
我が家に迎えた瀬戸焼のコレクション。江戸時代から続く馬の目模様の皿と、土の温もりを感じる黄瀬戸の皿。それぞれが異なる表情を見せてくれます。毎日の食卓で使い込み、自分だけの『景色』へと育てていくのが楽しみです。

陶器と陶磁器の違い、初めて知りました

陶器と陶磁器の原料の違い、初めて知りました。どちらかというと、陶器が好きで食器棚にもそれらが多いです。ただ使い始めの、目止めについて知らなかったので、まだ購入したばかりのカップなどに目止めをすることにします。器が育つ、という楽しみ素敵です。器の選び方で、『余白を生かせる少し大きめの器が使いやすい』参考にします。それから、私にはそこに何を盛り付けるかの、想像力が足らないかもと気づきました。追々、食器戸棚の整理をして、少数精鋭にしていきたいなぁとも思いました。
また、最近、韓国の利川陶芸村に行ってきました。憧れのハンアリという、調味料等を保存する瓶の小さいものを購入した後に、別のお店でそのハンアリに似た形の珈琲カップに出会いました。今は毎日そちらのカップを使っています。私は蓋付きのものに何故か心惹かれてしまい、利川からは3個も手持ち荷物に入れて持ち帰りました。ハンアリにはまだ調味料を入れられなくて、時々蓋を空けたり触ったりしてニヤついてます。かなりおかしな人になっています。
食器屋さんを見るのはとても楽しくて好きです。買う予定がなくとも、ふらりとお店に入ってしまうこともあります。最近は骨董屋さんで手頃な価格の小さな器に出会うと、場所も取らないからと、気軽にお迎えしてしまったり。
先生のSNSでの投稿を拝見していて、いつも素敵な組み合わにうっとりします。と同時に、我が家のお皿類のちぐはぐさが思い出されます。
次に買うとしたら、どの大きさでどんな色系がいいか等を自分の中に持っていたらいいのかもとと思いました。(Y.Kさん)

使い勝手の良い有田焼は今でも活躍しています。

我が家は、飲食店をしている関係で、普段から有田焼の器を手にする機会が多いです。数を必要とするので、昔は選ぶ余地はなく有田焼の御用聞きさんから買っていたそうです。"お値段もなかなかのものなので、支払いが大変だった"と、こちらに嫁に来たばかりの頃はよく愚痴を聞かされました。
仕事を手伝うようになってから25年になりますが、少しずつ業務用のお皿や100円ショップの物が増えてきました。今の業務用のお皿の主流は、軽い・欠けずらい・金ピカ又はラメです。
仕事で使うには、キラキラしているとお料理が豪華そうに見えるのですが、最終的に使い勝手の良い有田焼は今でも活躍しています。やっぱり、主役が料理でなくてはいけないので、皿に主張がありすぎるのは飽きがきます。
程よい品がある器に盛ると、やっぱり仕上がりが良いなと感じます。
先日、真理子先生が松本で購入したお皿、もっと小さい物だと思い込んでいましたが、使い勝手の良さそうな大きめのお皿ですね手にとって見せてもらうと、サイズ感がわかってブログの写真よりも良い感じです。
馬の目皿ではないのですが、似た様な感じの柄の皿があり、ずっと愛用していましたが、年の初めに割れてしまいました。縁に柄があると敬遠しがちですが、あまり出来の良くないお料理のアラを隠してくれる⁈ので、とても重宝してました。
なんだかピンとくる物があったので、真理子先生を真似て購入したいです。(T.Hさん)

食事をしているけれども、お茶碗とお話をする。
そういう時間が生きている幸せなのかも知れない

器は生きているんだなと感じました。
土や石でできていて 人が作っている。
去年 母が晩年を過ごした家に越しました。私の育った家ではありません。
食器等も多くは処分してしまいましたが、いくつかは残し、残したものは順繰りに使っています。
自分では選ばない食器も、使ってみると親しくなったり対話があるのが面白いです。
真理子先生と愛媛県から一緒に帰ってきた砥部焼さんも、先生と沢山お話してまたどこかに行ったのだなと面白くお話を伺いました。
物はある物を大切に使って、なるべく増やさないぞという気持ちでおりますが、先生のお皿にまつわるお話から、例えばお茶碗など毎日使うものを今の自分で選ぶというのも面白そうだと思いました。
食事をしているけれども、お茶碗とお話をする。
そういう時間が生きている幸せなのかも知れないと思いました。
いつもそんな風に今に心を向けられるといいなと思います。
先生のぐるぐるのお皿にケーキを載せた写真は、とても調和していてきれいでした。
私は今ケーキを食べるフォークを探していますが、お皿の横のフォーク素敵ですね!
今回も楽しく、そして土や石からできている器と少しお近づきになれました。ありがとうございました。(K.Iさん)

深い茶色の木製テーブルを斜め上から捉えた、2人分のティータイムの情景。手前と奥の席には、それぞれ黄瀬戸のお皿に盛られた手作りの米粉ケーキ(ホイップクリームとブルーベリー添え)、美濃焼の茶色のティーカップとソーサー、そして手織りのストライプ柄ティーマット(青、ピンク、ベージュ、フリンジ付き)が用意されている。テーブル中央にはガラスのティーポットと木箱がある。背景には民藝調の椅子と窓が見える。
民藝の温もりに包まれた、我が家のティータイムの「景色」。松本民藝家具のテーブルに、瀬戸の本業窯の皿、美濃焼のカップ、そして手織りのマットが調和し、豊かな「時」が貯まっていく瞬間です。
黄瀬戸の平皿(温かみのある黄色、表面に細かい貫入と穏やかな波状の模様がある)のクローズアップ。お皿の上には、断面が見える手作りの米粉ケーキが置かれ、たっぷりのホイップクリームと1粒のブルーベリーが添えられている。お皿の下には、青とピンクのストライプ柄でフリンジの付いた手織りのティーマットが敷かれている。右側にはフォークが置かれている。お皿の質感とマットの織り目が鮮明。
黄瀬戸のお皿の柔らかな貫入と、手作りの米粉ケーキの質感。毎日使い込むことで、お皿に「時代」が入り、ご自分の器へと育っていく楽しみがあります。手仕事のマットも、日々の暮らしに寄り添います。

日本の文化と、その美意識は、私たちの暮らしの中に息づいています。和敬美学の会6期では、そんな身近な日本文化にスポットを当てました。
ぜひカリキュラムをのぞいてみてください。

和敬美学の会6期 日々の暮らしを慈しむ、日本文化の教養

2026年は、自分自身の「足元」を深く愛する一年へ。 情報が溢れ、価値観が目まぐるしく変わる時代だからこそ、 私たちはもう一度、自分たちの足元にある「日本の暮らし」…