自分を元気にするためのメイクとおしゃれ

明けない夜はない
やまない雨はない
そうわかっていても、素直に心を見つめてみれば、あともう一歩、元気になれない自分がいる。
そういうことってありますよね。
そんなとき、あなたは何か対策を持っていますか?
大人になるということは、様々な経験から、いつの間にか自分をコントロールするための術を身につけているものでしょう。
お気に入りの音楽を聴くとか、大好きな珈琲でブレイクするとか、軽く散歩に出るとか。仕事場へ向かう行動そのものが、気持ちに切り替えになることもあるかもしれませんね。
私は基本的に自宅の書斎で仕事をしているので、意図的に気持ちの切り替えを計ったりしています。

いくつか方法はあるのですが、そのひとつは、きちんとお化粧をすること。
なんだ、そんなこと?と言われそうですが・・・
自宅で仕事の時は基本的にナチュラルメイクで服装もカジュアルなので、どこにも出かけないのにしっかりメイクをするというのは、私にとってはちょっとだけ特別なことになるのです。
祖母はもちろん、母や姉などは、毎朝ちゃんとお化粧をすることを「たしなみ」としていたのに、私はどうもそのあたりがゆるい。でも、だからこそ、それを逆手にとって、ちゃんとお化粧することで自分の気分をあげるということができてしまうわけです(なんか言い訳みたいですが)。

やっぱり着物は凜!とする


軽く雪崩を起こしそうになっている心を「シャン!!」とさせる特効薬は、なんといっても「着物」です。
武士は刀を魂としていましたが、武家の娘は帯を覚悟の象徴としていたといわれます。
それだからか、帯をぎゅっと締めると心が定まって、「どっからでもかかってこい!」みたいな気分になったりします。いきなり変化ですね(笑
もっとも、毎日着物を着ていたら、その効果もひょっとしたら薄れてくるのかも知れません。
一時期は、ふだんから着物を着て生活することに憧れて、実際にやってみたりもしていましたが、今では身軽に活動することを優先して、週に一度、お茶のお稽古の時に着る程度です。
そのため、きちんとお化粧をして着物をびしっと着付けて、時間があればお気に入りの古民家カフェに出かけてお茶をすると、かなり元気は出てきます。

武士は見た目にも気を遣っていたし、けっこうおしゃれだったのですが、特に甲冑にはこだわりを持っていたようです。それぞれ工夫を凝らした甲冑を前にすれば、そうしたことがすぐわかりますね。
戦に行くというのは、それはもう相当な覚悟が必要なのだから、自分を思いっきり元気づけて、駆り立てていかねばならなかったにちがいありません。
甲冑を身につけたとたん、もうそれで人間が変わるくらい、凜!としたのでしょう。

そんなことから私は、お化粧をしたり、お気に入りの服でびしっと決めたり、着物で気分を挙げたりするようなことをすべてひっくりめて、いうなれば「甲冑」を纏うようなことだと思っています。

メイクするのにいちいち「甲冑つけよう」とか考えたりはしませんけど(笑

でも、ちょっと元気がないときには、どこかにそれくらいの気持ちを持って、お化粧したりおしゃれをしたりするのは、いいものです。

そんなふうにして、自分のご機嫌をとることは、素敵な大人のたしなみではないかな、などと思います。

今日は、他愛もないおしゃべりを書いてみました。最後までおつきあいくださって、ありがとうございます!



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