グッドブックス

1500円+税

「日本の女は下層階級の者でも、一般にしとやかで、その動作は外国人と
付き合う場合の態度でも、すこぶる優雅である」(カッテンディーケ)
幕末明治期、日本にやってきた欧米人たちを魅了した日本女性。
それは見た目の美しさというよりも、きめ細やかな心配りや礼儀正しさ、
愛らしい仕草、そして勇気や覚悟からくるものだった。
彼女たちを美しく磨き上げたその心得を、明治女子教育の先駆者・下田歌子の
教えをもとに解き明かした、新しい時代の「女子の修身」
胆力、勇気から、おしゃれ、交際まで。
国際化時代にこそ身につけたい、芯のある生き方と「たしなみ」

序章 世を照らす乙女となれ!
第一章 思いやる心、慈しみ深き心
第二章 おしゃれの極意~装飾と身だしなみ~
第三章 心の通い合う人づきあい~交際の心得~
第四章 夢を抱いて~理想と現実~
第五章 才能を生かすために~天職・天命~
第六章 きれいで賢い家庭人~賢母・良妻~
第七章 颯爽と道をゆく~勇気~
第八章 信じる心に光りあり~信念~
第九章 凜と生きる~覚悟~
コラム1 ヴィクトリア女王との謁見~絶賛された日本の伝統衣装
コラム2 生涯を支えた祖母の教え
コラム3 日本は男尊女卑? 女性の地位についての考察
コラム4 平民新聞「妖婦下田歌子」
コラム5 西洋が憧れた日本女性の美質ーー目次より