【和敬美学の会】第一期の講座は、すべてアーカイブにてご受講いただけます。
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1.「和らぎ」の理解のために
第一回目の講座では、誰もが知る「和」について、歴史的・文化的観点から紐解いていきます。
そこには「神仏習合」が深く関係しています。排他的にならない日本人の「和らぎの心」と、世界初の民主主義憲法といってもさし支えない十七条憲法について学びます。
2.武士道の原点を識る
第二回目の講座では、武士の成り立ちと、武家政権が樹立した鎌倉時代の【御成敗式目】を学びながら、本来の「武士のあり方=武士道」を探ります。今とはまったく異なる認識に驚かれることでしょう。
また、その頃から流行した「聖徳太子信仰」とは何かということもお伝えします。
3.人生における美学を知る
第三回目の講座は、人生の美学がテーマです。武士は、なぜ美しく生きようとしたのか。それには日々のあり方や心がけを記した戦国武将の家訓が大きなヒントとなります。
さらに、「仕事」である合戦がなくなった太平の世・江戸時代には、武士は一般庶民の「手本」として存在するようになっていきました。
平和な世でも、さらに精神的な磨きをかけた武士の心に迫ります。
4.暮らしの中の武士道
武士道を学んだら、どのように生活の中で実践していきますか?
案外、ここが繋がらない人は多いものです。それだけ武士道が「学門」になってしまっているためでしょう。
第4回目の講座では、武家の生活様式をお伝えしながら、現代における活用法を提案します。行動することによって、意識は間違いなく変わっていきます。
また、その手引きとなるものとして、会津の日新館童子訓や島津公の「いろは歌」なども引用していきます。
5.日本女性の地位と権威① 古代~中世
日本は男尊女卑だといわれることが今なお多くあります。
しかし、武士道が基本となる以上、そうはなりえないはずなのです。
そこで、史実から日本女性の地位と権威について研鑽してみることにいたしました。
すると意外な姿が・・・
潜在意識に自信を培うための第一弾です。
6.日本女性の地位と権威② 戦国時代
世情不安が続いた室町時代から戦国時代の女性は、ひとことでいえば「生きづらい時代」を智恵と才覚と驚異的な忍耐力で生き抜いていました。時には、実に狡猾な姿も見えてきます。究極のバランス感覚で生き抜いた女性たちから、「徳」だけではない人間の深みを学びます。
【ねらい】
損得感情を捨てきれない自分が存在することを受け容れ、バランス感覚を養います。
7.日本女性の地位と権威③ 江戸時代
12月は出張講演の予定があるため、新月の2日前に講座をさせていただきます
流行を発信したり、新しい文化を作ったり、エネルギッシュで自由闊達だった江戸時代の女性。バリバリ仕事もして、引退後は旅を楽しみ、まさに人生を謳歌していました。今より高い離婚率も女性の高い地位を物語っています。その一方で婦道が尊ばれ、日本女性らしい美徳は高められたのです。とらわれず、けれど、筋を通すところは通す。しなやかな生き方を私たちも生きるヒントとしましょう。
【ねらい】
「ねばならぬ」「こうあるべき」というあり方から卒業し、「こうしたい」「こうありたい」へとシフトします。
8.日本女性の地位と権威④ 近代(明治~戦前)
良妻賢母論が花盛りだった近代は、典型的な「日本の妻」「日本の母」が誕生した時代。しかし、一方では江戸時代のような自由闊達さは失われ、日本でも女性解放運動が始まりました。男と女を分けて考える西洋的な思考は、もしかしたら男女それぞれを苦しめるものとなっているかもしれません。もう一度、「陰と陽」である男女の調和について考えていきます。
【ねらい】
知らぬ間に西洋的な思考をしてしまっているかもしれない自分に気づき、「和」の思考法へとスイッチします。
9.近代史の見直し 神仏分離と天皇
慶応四年から断続的に発令されたいわゆる神仏判然令により、それまでの神仏習合のあり方が失われていきました。
西洋文化を手本に「日本」という一国として統一し、そのうえで国づくりをしていくための政策のひとつとされたとはいえ、およそ1600年あまりの間に培われた「和らぎ」の精神やもちろん、日本固有の文化にも、大きな爪痕を遺すことになりました。特に「仏教徒」でもあった皇室には甚大な影響が及んだのです。
10. 天の采配〜孝明天皇と会津藩主・松平容保
明治時代、孝明天皇の研究をすることはタブーとされていました。それはなぜなのか?
ヒントは、会津藩主・松平容保が生涯、大切に所持していた孝明天皇の御宸翰にあります。
幕末の動乱期、孝明天皇は松平容保を頼りにしていたのでした。しかし、孝明天皇が崩御すると、天皇から最も信頼されていた会津藩は朝敵となってしまいます。
孝明天皇が残した言葉から、会津藩の立場を顕彰します。
11. 明治陸軍編纂の日本戦史とは
明治十年頃から大正期にかけて、日本でも西洋に習って「戦史」を編纂しようという動きがありました。
しかし、その編纂においては、種々の問題があったのです。
太平洋戦争の敗因に深く関係しているとしか思えない明治陸軍編纂の「日本戦史」とは何か?経緯や影響を探ります。
12.岡倉天心『茶の本』に学ぶ日本文化の神髄
新渡戸稲造の『武士道』と並び、世界的な名著とされる『茶の本』。その第一章には、日本の民族精神や文化のなんたるかが切々と語られています。
日本が自国の文化を否定し、大きく欧化に傾いたあり方に、まるで一矢報いようとするかのごとく鋭い視点で語り尽くそうとする岡倉覚三。
「茶の湯とは何か」ということを越え、日本文化を理解する上で必読と言える書物です。
第12回は、今や私たちが実感できなくなっている日本人の民族性について、『茶の本』より学びます。
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「今日を最後に生きるのです」
激動期を生き抜くには、この覚悟しかありません
新型コロナウィルスに伴う世界的激変は、まだ序章です。
「本番はこの秋から来年にかけて」であると予想されます。
なおかつ、それに伴う世界的な価値観の変化は、少なくとも数年は続くと覚悟しておきたいところです。
それだけに・・・
祖母が幼い私に叩き込んだ生き方「今日を最後と生きる」が、今ほど強く差し迫ったことはありません。
まるで、この時のために「時代遅れな武家の躾」を施されたのだろうかと思えるほどです。
生き方を変えるのは
「今」
文明の大転換期を迎えた今、生き方も変革するときです。
より強く、柔軟に、そして自由に生きる道を
創造できるチャンスです。
ゆえに、あらためて初心に戻って武士道と向き合い、
人生美学として実践していきたいと思っています。
そして、一人でも多くの方と、この思いを共有し
覚悟を抱いていきたいのです。