幕末生まれの武家の女性・下田歌子は、維新後は女子教育に生涯を捧げました。『女子の武士道』を明治の「女子修身」に昇華させたのが下田歌子先生といえます。
歌子先生については5年あまりをかけて探究し、書籍化もしています。
そんな歌子先生のご縁が『致知』2月号の寄稿と、「下田歌子賞」の審査員にまで繋がりました。

『致知』掲載「下田歌子 修身の心得」

2026年元旦発売の『致知』2月号の特集「わが人生の先達」に掲載されました。

月刊「致知」2月号「我が人生の先達」特集で石川真理子が語る下田歌子の記事。タイトルは「下田歌子修身の心得」で、武士道研究家でもある石川真理子さんに語っていただいたとある。



「女性が社会を変える、世界を変える」。この信念の下、実践女子学園を創立した日本の女子教育の先駆者・下田歌子。総理大臣の器と賞賛された女傑は、いかにして女性教育の道なき道を切り開いたのか。歌子の歩みや教えについて、武士道研究化としても知られる石川真理子さんに語っていただいた。(リード文抜粋)

致知出版社さんからは、『女子の武士道』はもちろん『女子の教養』『女子の品格』(女子三部作)のほか、『勝海舟修養訓』『武士の子育て』など出版させていただいています。
ですから、歌子先生のことをお伝えできるのは、私にとっても大変光栄なことでした。
歌子先生は夥しい著書を残されており、そこで語られていることは、まさに「女子の武士道」に通じるもの。祖母の教えが、まさに「修身」へと昇華されたています。特に時代が大きく変わるときには支えとなる美学であり哲学です。
今まさに必要とされる教えに違いありません。

下田歌子賞の審査員として。授賞式ではクロストークも行われました

2025年より下田歌子賞の審査員を拝命いたしました。
同賞は今期で23回を数え、大幅にリニューアルしようという主旨のもと、審査員に選出していただきました。
歌子先生の故郷、恵那市岩村には何度も足を運んでおり、地元で活動する郷土史家の先生とも懇意です。また、歌子先生についての講演も行ってきています。

2025年12月には恵那市の恵那文化センターにて授賞式が行われ、私も審査員として出席いたしました。
そして、同じく審査員を務められた素晴らしい方々とご一緒する機会に恵まれたのです。

  • NHK大河ドラマ『篤姫』などを手掛けられた脚本家・田渕久美子様
  • 元宝塚歌劇団の初風緑様

このお二方と、現代女性の生き方や教育について語り合った「クロストーク(対談)」の様子は、間もなくYouTubeにて公開される予定です。

第一線で活躍される女性たちの言葉は、まさに「現代の武士道」に通じるものがありました。
公開されましたら、改めてこちらでご案内いたします。
華やかなクロストークの様子や、当日の写真は、主催である恵那市の公式サイトにて詳しく紹介されています。

テーマは「今、私が一番大切に思うこと」 下田歌子賞の表彰式を開催/ようこそ恵那市へ|恵那市公式ウェブサイト

12月20日、恵那文化センターで下田歌子賞の表彰式が開催され、約100人が参加しました。同賞は、下田歌子を顕彰しつつ、現代人の生き方や考え方、教育のあり方などを共に考…



受賞作品は作品集として一冊に。私にとっても忘れがたい経験を語る想い出の品となっています。


「今、私が一番大切に思うこと」というテーマで寄せられた数々の作品。
どの言葉にも、日本人が大切にしてきた「誠実さ」や「優しさ」が溢れており、審査をしながら胸が熱くなる瞬間が何度もありました。

歌子先生の教えを読み解いた『乙女の心得』

歌子先生のことは、5年あまりもかけて探究しました。歌子先生の故郷・岩村を訪ねたのも数知れず。
また、お世話になった実践女子学園のO先生からは、歌子先生の貴重な著作をお譲りいただくと共に、多くのご指南を頂きました。

私が下田歌子先生の言葉を現代語訳・解説した著書『乙女の心得 世界が恋した日本女性』(グッドブックス)も、おかげさまで長く読み継がれています。
時代が変わっても、女性が「自分らしく、美しく生きる」ための指針は変わりません。

下田歌子の教えを読み解いた石川真理子の著作『乙女の心得』。ピンク色の帯が美しい。背後には明治時代の下田歌子の本が2冊重なっている。

『女子の武士道』と歌子先生の精神を受け継ぐ

下田歌子先生が説いた「強く、美しく生きる」精神。
そして、武士の娘だった祖母の教えである『女子の武士道』。
その心は現在、私が主宰するマリコアカデミィの各講座へと受け継がれています。
なかでも定番の講座【和敬美学の会】は、知識として学ぶだけでなく、日々の暮らしの中で実践する内容となっています。
凛とした自分軸を育てたい方へ。
2026年、新しい学びをご一緒できることを楽しみにしています。

和敬美学の会6期の詳細はこちら
和敬美学の会6期 日々の暮らしを慈しむ、日本文化の教養

2026年は、自分自身の「足元」を深く愛する一年へ。 情報が溢れ、価値観が目まぐるしく変わる時代だからこそ、 私たちはもう一度、自分たちの足元にある「日本の暮らし」…