第三期のテーマは
歴史から探る日本民族の使命

あなたは、なぜこの時代を選んで生まれてきたのでしょうか

 これまで常識と思われてきたことが見事に崩壊し始めたを2020年から3年。時代は大峠を迎えようとしています。
3月の春分以降には冥王星が水瓶座に入り、いわゆる「風の時代」は本格化へと向かっていきます。
 今まで隠しおおせたものが否応なしに表出し、世界情勢も自然も混乱と変動を繰り返すことが予想されます。それは新たな時代を迎えようとする上での「産みの痛み」にほかなりません。
 暗雲垂れ込める世界にありながら、その向こうに広がる青空と陽の光を信じることができれば、いたずらに恐怖を抱えながら生きなくてもよくなります。
 歴史を学ぶのは、そんな賢明さと強さとを身につけるためです。
 とりわけ私たち日本人は、世界の長老民族として、世界に生き方やあり方を示す役割を担っている以上、歴史を学び、それを日々の生活や生き方に落とし込む必要があるのです。
 【和敬美学の会】第三期は、私たち一人一人が、この時代を選んで生まれてきたことへの誇りと自信を抱くことをテーマに掲げます。
 
 


歴史を学ぶことで、いつの間にか視野が広がり、物事を多角的に観ることができる自分へと近づくことが可能になります。
思考の癖を修復し、視野を広げることで、私たちはどんな時代でも、日々を楽しみながら過ごし、自分らしく生きられるようになれるのです。



第3期アーカイブ講座


アーカイブ受講 各講座 5300円(税込・資料代含む)


第1回 神話の世界から探る日本人の行動原理~困難はステージアップの前兆?

『古事記』や『日本書紀』に代表される神々の物語には、そのころの日本人の意識が投影されています。神々の行動を深読みすれば、そこには人生観さえ見いだすことができます。神々の物語から「展開する人生」を学びます。

第2回 世界唯一、奴隷制がなかった日本~中世の非人と遊女は皇室直属?!

 世界史を見ればほとんどの権力者が奴隷制を敷いていますが、日本では隷属的存在が認められません。特に中世では、非人や遊女と呼ばれる人々の、驚くべき実体が見えてきました。

第3回 優雅な流罪、安心な人質~あえてハッキリさせないのはなぜ

 流人だった源頼朝、人質だった徳川家康。共に幕府の頂点に立った二人は、いずれもその苦労が人物を磨き抜いたと伝えられてきました。が、それは後世の人々が仕立て上げた姿に過ぎません。流人や人質の実態に迫ります。

第4回 武士は貴族~才能を頼りに生きた人々の原点

 田畑を耕す農民がやがて武士になった。そう信じられてきましたが、実際は武士はもとをたどれば貴族で、さらに遡れば天皇に繋がります。あらためて武士はどのように誕生したのか、また武家の礼法とされる小笠原流礼法はどのようにして誕生したのか学びます。

第5回 出陣する女武士、地頭となる女主人~日本女性は「おしとやか」ではない?

 戦乱の多い中世においては女性の地位は低いと観られていました。ところが甲冑を着て出陣する女性もいれば、自分の領地を持っていた女性もいたなど、むしろ女性たちの地位が高いことがわかってきたのです。社会で活躍する女性が多い今と近い状況と言えるかも知れません。


第6回 仏教と神道~あいまいさがつくりあげた?神仏習合の歴史

 仏教が公的に伝わったのは6世紀。その後、仏教は日本の生活習慣である神道にさまざまなかたちでなじんでいきます。なぜ宗教戦争は起きなかったのか?その敬意から、日本人特有の「あいまいさ」を検証します。

第7回 世阿弥が教える「日本人にとっての学び」とは?

 偏差値教育が限界を超え、もはや崩壊している今、学びの本質が問われています。海外では日本の江戸時代の教育が取り入れられていることも。私たちは何のために学び、いかに役立てるのか?本来の日本の教育について知り、取り戻すの時が来ています。

第8回 依り代と柱~古代信仰に観る祈りの文化

 日本人にとっての祈りとは何か? 宗教アレルギーが重症化しつつある今、祈りや信仰といったことに対しても白眼視する人さえ存在します。今一度原点に立ち返り、遠い祖先が神といかに結びついて生きようとしていたか、その姿に学びます。

第9回  滅びの美学・判官贔屓~敗者に優しい日本人

 能や歌舞伎の演目を観ると、登場するのは非業の死を遂げた敗者であることが少なくありません。いわゆる「滅びの美学」「判官贔屓」といった美学は何を意味するのか?それを知ることは、ともすれば私たちが失った何かを取り戻すことに繋がるかも知れません。

第10回 箸と橋~目に見えない「何か」と常に繋がる

古来日本人は「はし」という同じ音を持つ箸と橋を、共に神さまなど目には見えない存在と繋がるものとしてきました。物質主義社会のなかでもはや失われているといっていい「見えないものと繋がる」ということの大切さについて学びます。

第11回「しきたり」を学ぶ「新嘗祭」

日本人にとって最も重要な祭祀が新嘗祭です。祭りの意味はもとより、その紀元から変遷、現状について学び、日本人の魂を見直すきっかけとします。

第12回 岡倉覚三(天心)『茶の本』に学ぶ日本文化の神髄

 石川真理子十八番の講座です。新渡戸稲造の『武士道』と時期を同じくして出版された『茶の本』は、日本人の民族性と美意識を余すことなく伝えるものです。難解で敬遠されがちな同書の中から核心的な部分を抽出し読み解いていく内容は、私たち日本人がいかに時刻の民族性を知らないかを突きつけてきます。

12月15日(金)20:00~22:00


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