致知出版社 1500円+税

米沢藩士の娘として厳格なしつけを受け、明治大正昭和の時代を逞しく生きた祖母の生き方、言葉から、現代人に求められる「人としての心得」や「女性としてのあり方」を説いた『女子の武士道』『女子の教養』。
刊行以来、版を重ねる“武家の教えシリーズ"の最新刊である本書は、
「武士の娘の美学」を紐解いた一冊です。
凜とした女性になるための教科書
挨拶、姿勢、歩き方、ひとり時間の過ごし方……etc
いつ何が起きても動じない“武士の娘の美学"

第一章 品格の基礎となるもの――日々の暮らしに美意識を
第二章 品格をかたちづくる――言葉としぐさを美しく
第三章 品格に豊かさを――感性を磨き上げる
第四章 品格に拡がりを――よきご縁を結び育てる
第五章 品格に深みを――人生を慈しむ
第六章 品格に高みを――民族の誇りを受け継ぐ

●身を整えると、心も整うものですよ
 ――節度は美に通じる
●今日を迎えることができましたね、ありがたいことです
 ――手を合わせると根源に繋がる
●捨てる物だからといって、ぞんざいにしないこと
 ――生きている間くらい「自分の始末」をする
●どんなに眠くても体を浄めてからおやすみなさい
 ――この体は、いずれお返しするもの
●自分の立てている音を聴いてごらんなさい
 ――しぐさを美しく丁寧にする秘伝
●指先が揃うときれいに見える。両手ですると丁寧に見えますよ
 ――美しいしぐさのコツは手先にある
●黙っている時にこそ人柄が感じられるものです
 ――心地よい会話の秘訣は「間」にある
●判断に迷ったら、美しいかどうかを基準にしてごらん
 ――いかに美しくあるべきかを求めた日本人
●死ぬときまでは生きているから安心なさい
 ――死という究極の自然を受け容れる
●先のことはともかく、今できることは今すればいい
 ――未来を心配してばかりだと「今」を失う
●比べることなど、本当はできないものだけどね
 ――時代の荒波を軽やかに乗り切るために
●無常というのは、なかなかありがたいものです
 ――辛いこともいずれは過ぎてゆく
●こういう自分で生きていくと決めることです
 ――自分らしさを受け容れてこそ覚悟ができる
●日本人は日本人らしくしていればいいのです
 ――抗しがたい流れの中で何を貫くのか
●国を追われなかったのは幸いでした
 ――敵機が飛び交うなか闘う覚悟で夜空を睨む
●大事なものは、いつも身近にあるものですよ
 ――祖国の歴史を知ることは潜在的な誇りとなる
●大変なこともあったけれど、おかげさまで幸せです
 ――日本の美徳が世界のスタンダードになる日