ほどほど 適当 いい加減

肩で息をしているよ!
街を歩いているときに、いつも思うこと
それは
みんな肩で息をしているなぁ
ということ。
「肩で息をする」というのは
緊張状態を表す言葉でもありますね。
でも、ほとんどの人は自分が緊張しているなどとは
まったく思ってもみないのでしょう。
なぜなら、その状態が「常態」になってしまっているから。
肩が凝っていませんか?
肩に力が入っているんです。
重心が上に上がってしまって肩にとどまっている。
これでは凝り固まっても当然ですね。
このような状態だと、ストレスを感じやすくなります。
イライラしやすくなりますし
今、キレやすい人が多いのも、そのせいかと思います。
自分にとっても、周囲の人にとっても
これは決して良いとはいえないことですよね。
自分も苦しければ、周囲も苦しいのですから。
重心を丹田に「落ち着ける」
おへその少し下に手を当ててください。
ここが丹田です。
呼吸は丹田を意識して、できるだけ深く長く行います。
もちろん呼吸は肺で行いますが
イメージとしては丹田で吸ったり吐いたりしているように。
こうすると重心が丹田に落ちてきます。
すると
心も落ち着く のです。
ゆったりした気持ちでいれば
多少、イレギュラーなことがあっても
慌てず騒がず、まあ、なんとかなるかと思えるようになります。
この、まあなんとかなるか というのが、すごく大事。
必要以上にストレスを抱え込まないあり方です。
達人はいい加減で適当
何十年を居合を極めた知人は
いつでもゆったりとして、
なんともいえないふわっとした雰囲気を漂わせています。
でも、それが「隙がない状態」であることは
私もすごくよくわかるのです。
その人のことを見ていると、つくづく思います。
いい加減、適当 というのは、
つまるところ、フレキシブルということなんだな、と。
柔軟性に富んでいて、臨機応変、変貌自在、何でもござれ
「動じない」というのは、こういうことなんですね。
気をつけてみていると、その人、重心は常に丹田にあります。
それだけでなく、船のマストのような芯が
体の中心を貫いている。
ああ、やっぱり大事なのは姿勢だなぁ
そこであらためて、そんな風に思うのです。
いい加減とか、適当というのは、
加減をよくわかることであり、適した対応ができるということ
そして、それを、力まずに、ほどほどに行うことも
大切ですよね。
これをふだんから身につけていられたら
どんなに精神的に楽になるかしれません。
楽になるということは、自分自身と自分に起きる出来事を
楽しめるということ。
こういう人が増えると
世の中、もう少しよくなっていくのではないかと思う。
屈強に生きる猫ちゃん

ところで、この猫ちゃん
野良猫ならぬ、地域猫なんです。
うちによく遊びに来ます。
飼い猫とちがって、
常にその生命は脅かされている状態だと思いますが
そんな様子はみじんもありません。
今日はごはんにありつけた。
それでもう満足、幸せです。
明日は明日の風が吹く。
その都度、まあ、対応していけばいいんじゃない?
この余裕!
猫は、適当に、ほどほどに生きていく達人(猫)ですね!

そんなことより、お日様が気持ちのいい
今が大事。
今を精いっぱい楽しめば
明日もいいことあるかもよ?
うん、なかったらなかったで、それはそれで仕方ないよ。
あんまり考えないことだよ。
ちなみに、お名前を「エプちゃん」とつけて呼んでいます。
白い部分がエプロンみたいだから。
最初はエプロンちゃんっていってましたが、
次第に略して「エプちゃん」になってしまったのです。