鎌倉極楽寺 北条重時公の生誕日
7月11日は北条重時公の生誕日です(西暦)。
ご存命なら、821歳ということになります。
そんなわけで、重時さんのお誕生日のお参りにと
重時さんが開祖の鎌倉・極楽寺に行ってまいりました。
極楽寺を訪れるのは、4月3日以来のことです。
つまり、私のお誕生日にお参りして以来、ということですね。

山門の前には名残の紫陽花と
萩の花が咲いていました。
萩は秋のイメージが強いと思いますが、
実は二季咲きで、6月から7月の始めにも咲きます。

ご住職様には、あらかじめ訪問することを伝えてありました。
門をくぐり、境内を進むと、すでにお待ちくださっていました。
お参りの後、お茶を賜り、ご住職様としばらく歓談させていただきました。
それから、頃合いを見ておいとましたのですが、
ふと見ると、なんと、蓮の花がいちりん開きかけていました。
境内に入ってきたときは、気づかなかったのですが・・・


ちょうど、極楽寺の井から、きれいにすっくとたちあがっています。
極楽寺の井は、山門前を発掘したところ出てきたものだそう。
開基の忍性が、飢えた人々にお粥をふるまっていたのだとか。



ちょうど、ふっくりと咲き始めた蓮。
今年初めて愛でました。
大好きな花です。
蓮は、開ききるよりも
ちょうどくれこらい、つぼみが大きく膨らんで
あともう少しで咲く・・・というところが特に好き。


私には、重時公が
「わざわざ誕生日にお参りとはかたじけない」
そんなふうに思われて
「お礼に」と
蓮を開いてくださったのではないか
そんな気がしてしまいました。