鎌倉、安曇野、山を愛する人の手

昨日、新講座の開設をしたあとで、
ふと鎌倉に行きたくなりかなり唐突に出かけました。

極めて親しい鎌倉を訪れたのは、なんと今年は2回目。
大晦日に建長寺にお参りして以来です。

静かな甘縄神明社にお参りをしてそれからいつものカフェへ。
日曜日とあって、少し混んでいましたが
なんだかまるで指定席のように、いつもの席が空いていて
そこにご案内いただきました。

しかも嬉しいことに増田勉さんの陶展が、
前日から開催だったようで、欲しいお茶碗が見つかって
購うことといたしました。

増田さんはの工房は安曇野にあり、
つい一週間前に安曇野で過ごした私はまるで、
あの安曇野のかおりまで一緒にいただいたような気がして
じんわりと幸福に浸ったのです。

帰りは歩きで電車にも乗ると伝えるとオーナーさんは、
とても丁寧に器を包んでくださいました。

包みながら、

「これでいいかな?」
「これで大丈夫かな?」

そんな言葉が聞こえてくるような・・・。

器を扱い、包んでいく、その手のあたたかい表情。

中学時代から山男になった私の兄の手に、似ていました。

オーナーさんも山が大好きなことは
お店に山の本がたくさんあることからもわかります。

山を愛する人の手は共通した「静けさ」を有している。

山を愛する人は、良い意味でのあきらめと共に生きている。

そんなことを、よく感じます。

山を歩きながら、頭ではなく
体で理解してきた哲学があるからでしょう。


ここに行くと鎌倉に居ながらにして
八ヶ岳あたりに近づけたような、

そんな気持ちにさせていただけます。