上皇后という呼称についての素朴な疑問

令和元年もあと半月ばかりとなりました。
御代替わりという大なる節目を経験した我が国の未来が希望あるものであることを願ってやみません。
ところで、ずっと気になっていたことがあります。
「上皇」はわかるのですが、なぜ美智子様は「上皇后」という呼称があてられることになったのでしょう。
「皇太后」が呼称になると思っていた私の、素朴な疑問です。

「皇太后は崩御した天皇の后という印象があるから」という意見があったようですが、
皇太后の呼称は、生死に関わるものではありません。
実際、生前譲位など、歴代天皇においては当たり前に行われていたことで
天皇が上皇となれば、おおむね皇后は皇太后になってきた歴史的事実があります。

「皇太后」は「崩御した天皇の后」という「印象」だから、やめたほうがいい、という意見があり安倍晋三首相は、それに従った、ということなのでしょうか。
なにやら明治初期の、国学者の机上の論理に振り回される明治政府を彷彿とさせます。

天皇儀礼は先例に従うのが常です。
実は歴史的に「上皇后」が相応しいのだ、という確固たる史実をご存じの方がいらっしゃいましたら浅学な私のために、ご面倒をおかけいたしますが、ご教示いただけましたら幸いです。



上皇后という呼称についての素朴な疑問” に対して1件のコメントがあります。

  1. 匿名 より:

    小野泉です。そうですね、間もなく令和元年も終わろうとしていますね。今年は茶道を始めて35周年でした。記念の年になりました。来年もきっといい年になりますね。

  2. mariko より:

    小野泉さん、コメントありがとうございます。武士道の探究が一段と進んだこの数年、おのずから天皇の歴史を学ぶこととなりました。思いがけない事実や真実を垣間見て、日本史への認識もずいぶん変わりました。また追々書いていきますね。茶道35周年!素晴らしいですね!来年もきっと益々豊かに発展されると思います^^
    まだまだ私は初心者ですが、茶の湯はまさに日本の伝統文
    化が集約されていると痛感します。来年ももっと精進いたします。

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