どこでもできる「束の間坐禅」で平易な心を保ちましょう

何かと気ぜわしい師走。
予定をこなすのに精一杯、忙殺される毎日にならざるをえないものですね。
忙しい、忙しいと思ってばかりいると、心の余裕が失われてしまいます。

ささっと片付くはずの仕事に、なぜか時間も手間もかかってしまうのは、知らないうちに焦りを抱いているからかもしれません。
すると効率が悪くなり、ますます忙しくなり、ますます焦ってイライラしてしまう・・・
例年、そんな悪循環に陥っていませんか?
「忙しい」とは「心を亡くす」と書き、「慌ただしい」は「心が荒れる」と書きます。
心まで殺伐として周囲の人とぎくしゃくしてしまうようなことになってしまわないようにしたいものです。
忙中有閑、忙しい中にも、心のゆとりを失わないようにしたいものですね。
そのためにおすすめしたいのが、「束の間坐禅」です。

「どこでも」「だれでも」「簡単」にできる

坐禅というと、お寺の坐禅会というイメージがあるかも知れません。
でも、何もお寺に行かねばできないことではないのです。
私は高校時代からYOGAと坐禅を始めましたが、いずれも毎日自室でも行っていました。
また、電車の中や、勤め先、あるいはカフェなどでもできます。
そして、たとえば30分とか、ある程度の時間が必要、ということもありません。
10分でも、5分でもいいのです。

例えば、電車で運良く座れたなら、束の間坐禅をやってみましょう。
やり方は、以下の通りです。

1.まず姿勢を正します。頭のてっぺんを吊られているようなイメージで、腰骨をたてて、背筋をまっすぐに伸ばします。

2.おへそから指二本下の「丹田」に手をあてます。これで意識が丹田に向きます。そして、この丹田で呼吸するイメージをします。

3.目を閉じて、鼻から静かに息を吐き出し、新しい気を吸い込むイメージで、鼻からすーっと丹田に空気を入れていきます。おなかが膨らんでいくようにしましょう。

4.これ以上吸い込めない、というところまできたら、鼻から静かに吐いていきます。一度に吐くのではなく、少しずつ静かに吐いていきます。これ以上は、もう吐けない、というところまできたら、また息を深く吸い込みます。

5.この吸って、吐いて、というので、一呼吸になります。これをワンセットとして、「ひとーつ」「ふたーつ」と数えながら、できれば10セット行います。できなければ5セットでもいいです。

海、空、宇宙など、広大なものをイメージする

呼吸をしている間には、できるだけ広々とした美しい景色をイメージするといいです。
これはYOGAの師匠から教えられたことで、私は宇宙を想像するようにしています。
束の間坐禅をしている間に、いろいろ「次はあれしなきゃ」とか「そういえばあの仕事はどうなっていたっけ?」など、色んな事を思いだしてしまうかも知れませんが、別に構いません。
心のまま、思いつくままにしていて結構です。
無理に消そうとしたり、考えないようにしなければ!などと思うと、心が縛られてしまいますから。
とにかく、自然なままにしておきましょう。

実は老師も束の間坐禅をしていた

これはイライラしやすい、ストレスになりやすい状況の中でも、できるだけ心を平静に保とうと思うあまり、考えついた私の習慣です。
武士道の目指す境地は、いかなる状況に置かれても心穏やかに、泰然自若としていられる、というものなのです。

以前、「現在の高僧」と称されている、ある老師さまと話している際に、この「束の間坐禅」のことを、ふと言ってみたのです。
すると、
「ああ、そうなんだよ、そうするといいんだよね。それ私もよくやるよ。だから時間がない、場所がないからといって坐禅ができないということは、ホントはないんだよ。あくまで自分次第だね」
などと仰ったのです。

ですから、それで私も自信を得て、こんなふうに紹介している次第(笑

束の間坐禅は、自分をニュートラルに戻すためのスイッチだと言うことができるでしょう。

心からパワーが失われてしまうと体調までも崩してしまいます。
風邪やインフルエンザも流行る頃ですから、どうぞ心身ともに健やかな師走を過ごすことができますように。
それが良き新年を迎えることに繋がると思うのです。

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