第7回修養美学講座 岡倉天心『茶の本』に学ぶ日本の心
日本の心が凝縮した総合芸術「茶の湯」。
岡倉天心の『茶の本』は日露戦争勃発の年にアメリカで刊行されました。
天心が茶の湯を通して訴えたかったのは、和を尊ぶ日本の心です。
約260年の太平の世を破り、近代化に突入した日本が、やむを得ないとはいえ対外戦争に踏み出した事実についての痛烈な批判。
欧化のあまり極めて奥深い日本文化を否定し自虐に走るあり方への悲憤。
日本人の民族性に激震が走り、急激に揺らいでいくことに対して、天心は警笛を鳴らしたのです。
前回は、そんな天心の思想が凝縮した第一章を読み説きました。
今回は、【第二章 茶の諸流】と【第三章 道教と禅道】から、茶の湯の歴史や発展の背景などを学びます。
名著といえども古典ゆえか、読んだことがないという人が多くなった岡倉天心の『茶の本』。
同書を愛読書として繰り返し読んできた石川真理子が、文章を抜粋しながら、その味わい方を皆様と共有いたします。
※『茶の本』を購入・読了する必要はありませんが、ご興味のある方は、ご入手されると良いかと思います。
日程/10月24日(木) 11月2日(日)
時間/いずれも 14:00~16:00
参加費/日ノ本塾会員 5,000円
ビジター 8,000円(お茶・菓子付、資料代・税込)
場所/松月庵 ※詳細は参加者にのみ、お知らせいたします
ご参加をご希望の方は、直接ご連絡ください。
参加費をお振込いただいた時点で正式参加として承り、場所等の詳細をお知らせいたします。
