料理が映えるダークな器

器は白地や淡色のほうが、どんなお料理も映える。
それは確かなことで、ゆえに無難です。

でも、この茶褐色の器と出会ったとき、

みずみずしい赤をのせたい!と思ったのです。
そう、ほどよい大きさの苺を、二粒か三粒くらい・・・

夏の色がシックに大人っぽく決まる

ダークな色の器に挑戦するのは、ほとんど初めてなので
どうなることやら・・・と思ったのですが、

意外や意外!

すごくシックに決まります。
こちらは
赤パプリカ・茄子・ズッキーニ・玉葱のマリネ。

もう一品は、タケノコとベーコンのアンチョビソテーに
モロヘイヤのソテーを添えたもの。
竹の子のような淡い色も、とてもきれいに見えます。


適度な深さがあるので、汁っぽいものも大丈夫。
グリーンカレーを盛りつけてみました。


こちらは、グリーンカレーはカフェオレボウルに入れることにして
シンプルにトマトのサラダを盛りつけてみました。
どんなメニューもきれいに決まるので、嬉しくなってしまいます。
いい器でごはんをいただくと、質素なメニューでもすごく贅沢な感じ。


お菓子やデザートなどにもいいですね。
こちらは「生カステラ(抹茶)」。
きなこと黒蜜をかけていただきます。
いかにも手作り風な焼きプリンや、アイスクリームなどもよさそう。


器から始まる料理


ふだんは料理をしてから、盛りつける器を決めるのですが
今回は、この器なら、どんなお料理がいいかな?と
器ありきで、お料理をしました。
といっても、冷蔵庫の中にある材料で作ったあり合わせです。
なのに、器のおかげで、とても贅沢なお料理に見えてしまいます。

こんなふうに、器に刺激されて、お料理するというのも楽しいものです。

家で過ごす時間も、おのずから満ち足りた楽しいものに・・・。


器は、笠間焼の向山釜さんのもの。
焼きものでありながら、薄くてしっかりと締まっていて
表面に光沢があります。
とても丈夫そうなので、おもてなしにはもちろん
ふだん使いに、とってもおすすめです。

この器は向山釜さんでお買い求めいただけます。
笠間市方面へお越しの際は、向山窯・プラザ店へぜひお立ち寄りください。

笠間焼 向山釜